2018年1月30日火曜日

玉川上水バードウォッチング2018

1月28日の日曜日、今年も玉川上水バードウォッチングを行いました。
こちらも毎年恒例のイベント、同じ時期に同じ場所で毎年観察を行うことで、鳥の種類や数から環境の変化などが見えてくる大事なイベントです。

まずは玉川上水駅に集合。コースの説明やストレッチをして、いざ出発!

雪の残る寒い中でしたが、スタッフ含め18名、鳥を探して歩きます。
さて、何が見つかるかな?
早速出迎えてくれたのは、、、
アオサギです。塔の上、屋根の上とかなり間近で姿を見せてくれました。
電柱の上にはカワウ。
以前は上水近辺では見られなかった鳥ですが、去年のバードウォッチングに続き、姿を見せています。

ちょっと見づらいですが、ツグミ。
こちらもかなり間近で見られました。

お馴染みのヒヨドリ。


上水沿いはかなり雪が残っていましたが、足元に気をつけつつ、目も忙しくしていると、、、
アオゲラも姿をしっかり見せてくれました!
木をつつく音が響き渡り、長いことその様子を観察させてくれました。

寒さと暗い曇り空と、地面には雪が残っていたことで、例年より現われた鳥の数が少なかったような気がしましたが、ゴールの上水新町地域センターで、それぞれが見た鳥を確認しあうと、、、
アオゲラ、カルガモ、ヒヨドリ、シジュウカラ、ムクドリ、カワウ、メジロ、コゲラ、ゴイサギ、ハシブトガラス、アオサギ、ドバト、スズメ、ヤマガラ、シロハラ、アオジ、ツグミ、オオタカ、キジバト、マガモ、ハシボソガラス、エナガ、ハクセキレイの23種類が確認できました。以前は50以上確認できることが多かったのですが、、、

そのあとはこの結果をもとに理事長より今日の解説。

特別寒かったせいもありますが、観察される個体数や種類も減り、またみられる鳥も変わってきています。それは毎年観察してきたからこそわかること。
市街地開発や、玉川上水の整備で古い大きな木や灌木が切られたことにより、寝ぐらや住みかがなくなってしまったり。環境によってみられる鳥は変わってきます。
観察された数だけで一喜一憂するよりは、どういう鳥がどういうところで生活しているか、人間の生活が野鳥にどうかかわってくるか、そういったことを気にしながら観察するとまた新たな視点で世界が広がるのではないでしょうか。
私たち東京どんぐり自然学校の活動目標の一つが、人間と自然の共生ですから、その方向にすすめるように、これからも自然から学んでいきたいと思います。

さて、鳥合わせ後は、ビンゴの発表!
スタート時に配った野鳥ビンゴ、みられた鳥をチェックしていき、ビンゴになった人は、、、3人いらっしゃいました!
景品は玉川上水沿いで撮影した野鳥の写真です。

最後は、みんなで今日の気づきをわかちあいながら、どんぐり誇る料理部隊が作ってくれた美味しいシチューであったまりました。

また来年、どんな鳥が観察できるか楽しみです。







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