2019年2月1日金曜日

2019玉川上水バードウォッチング行いました!

1月27日(日)、毎年恒例の玉川上水バードウォッチングを行いました。
さあ、今年はどんな鳥が顔を見せてくれるでしょうか?

まずはご挨拶と準備運動。
今年は暖冬のため鳥の移動が少なく、みられるのはいつも小平にいる留鳥が中心になるだろうと理事長より。
バードウォッチングの必需品、双眼鏡の練習もして、、、


総勢14名にて、いざ出発!
早速カルガモが出迎えてくれます。
足の色がオレンジなのがカルガモの特徴。
そして、オスとメスの見分け方、わかりますか?
たいていの鳥は繁殖のため、オスのほうが派手な色をしていますが、カルガモは雌雄同じ色。見分けるのが難しいのです。
尾羽の黒色が薄いほうがメス。そして子どもを連れ歩くのは、メスです。
カルガモは一度に10~14のたまごを生み、たまごの孵化率はほぼ100%。
これはとてもめずらしいことだそうですが、孵化した後、カラスなどに狙われることも多いそう。そのためか、孵化してすぐに親と同じように泳ぎ、自分でエサをとるようになります。水草が主なエサ。ヒナといえば、口をあけて親がエサを運んでくれるのを待っているイメージ、、、カルガモ、すごい自立っぷり!

その後もキジバトに、ドバト、そして小平の鳥、コゲラが姿を現してくれ、、、
みんなで観察。
キジバトは日本に昔からいる野生のハト、ドバトはヨ-ロッパより食糧として持ち込まれ、野生化した種類です。野生化したドバトは、神社、仏閣のお堂等に住みついたため、堂鳩→ドバトというのが名前の由来。確かにお寺なんかによく集団でいるのを見かけますね!

今回はコゲラがよく姿を現してくれました。
コゲラは日本でいちばん小さいキツツキ。虫を食べるため、枯れた木によく集まってきます。オスメスの見分けは難しいですが、後頭部近くに赤い斑があるのがオス。ただし、興奮して羽がたったときにしかなかなか見ることができません。

懸命に木をつつくコゲラ

ここはよくカワセミが見られるスポットですが、今日は出会えず。
カワセミの落し物(フン)はありました。
カワセミは土手の横穴に営巣します。

ハクセキレイ、シジュウカラ、メジロやムクドリにも出会えました。
尾をピョコピョコさせて歩く姿がかわいいハクセキレイ。
セキレイの仲間はたくさんいますが、主に人のいるところに現われるのがハクセキレイ、山で会えるのがキセキレイ、樹林帯の渓谷や河川敷に生息 しているのがセグロセキレイです。

最近は観察にもハイテクな道具。模様までよく見えない鳥や鳴き声をタブレットにて。
フィールドですぐ調べると印象も強くなります。

化石みたいなもの発見。枯れ木をカブトムシの幼虫が住みかにして食べた跡です!

ジョウビタキ、ダイサギにも出会えました。
背中を見せてくれたジョウビタキ
黄色いくちばしが特徴のダイサギ


ゆっくり観察しながら、ゴールの上水新町地域センターへ。
あったまるすいとんのお出迎え!
野生のきのこもたっぷり入ったどんぐり特製料理です。
鳥合わせの前に腹ごしらえ。
今回は松ぼっくりに見立てた特製お菓子つきです!
コーンフレークが松ぼっくりのかさみたい。美味しく頂きました!

今回は、ハクセキレイ、メジロ、キジバト、コゲラ、ヒヨドリ、ダイサギ、アオサギ、カルガモ、シジュウカラ、ジョウビタキ、ムクドリ、ツグミ、ドバト、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ(声)、モズ、エナガ(声)の18種類が見られました。

去年見れらたのが、23種類。それも少ないと感じたのに、今年はさらに数が減りました。
鳥は、昆虫や木の実を食べてくれる森の掃除屋でもあり、言うまでもなく自然の指標でもあります。
枯れ木の虫を食べるコゲラがたくさん見られたのは、台風で倒れた木が多かった、ヤマガラが少なかったのは、エサとなるエゴノキを伐採したから、などみられる鳥からさまざまなこともわかります。
そんな視点で鳥を観察してみると、自然への理解がまた深まるかもしれませんね。

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